荊姫~第一章~
たまたま通りかかった旅人が

私を村の外へ連れ出した

――――――
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「・・・それが確か、紫苑のお父さんだったね」

「あぁ、あの後お前が俺ん家来て」

「一緒にすごして今に至るんだよね~♪」

ふふっ♪

「紫苑からかって遊ぶの楽しかったし」

めっちゃ楽しかったわ~

「・・・でも、ちょっと辛かったな~」

皆いないし

血の繋がった家族もいないし・・・
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