荊姫~第一章~
「戦っていただきますわ」

千里は懐から、二丁拳銃を取り出した

「(二丁拳銃・・・)姫さんがそんな物騒なもの持ってていいのかなぁ?」

「護身用に所持していますのよ」

護身用ねぇ・・・

「でも、護身用にしては大きくない?普通は短刀を所持するのが常識じゃないの?」

「・・・」

「ま、いいか、本当は戦いたくないんだけどね・・・」

これ以上時間を無駄にしたくないからねぇ~

「でも、売られた勝負は買うのが常識・・・」

逃げ出しはしない!!

「ユキ・・・」

「その勝負、受けましょう!!」
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