荊姫~第一章~
・・・きっとこいつは、何か知ってる

「あの人の神託は・・この私なら・・この『アレスト』なら勝てるって・・・そう言ってくれたのに・・・どうして・・・」

『アレスト』・・・彼女の名前ね・・

「神託って・・・なんだ?」

「神様のお告げみたいなものよ」

それより、あの人って一体・・・

「あぁ・・『オラディアス様』・・・あなたは・・・・私を・・騙したのですね・・・どうして・・・オラディアス様・・・どう・・し・・・・て?・・・・・」

・・・死んだ

「さよなら、10人目の闇の魔女<ダーク・ウィッチ>『アレスト』」

「『アレスト』?」

「彼女の名前よ・・・多分、この少女の死体を操っていたのね・・・」

この体は・・・私が探していた体

「じゃあ、この体は一体誰の・・・」

「これは・・・」
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