ここにいれば?
屋上の隅に遠慮がちに座っているアイツ。それが綾。

派手すぎることもなく、シンプルすぎることも無い綾は、1ヶ月ほど前ここで出合った。


屋上は立ち入り禁止になっているが、鍵がついていないため、いつでも入れる状態だ。


俺は綾に話しかける。

「綾・・・またここに居たんだ?」

「えッ?あ、悠樹君!!またここで合ったね!」

「あぁ、偶然だな。」

「そうね」


そういって優しく笑いかけてくる綾に俺は好きだな~って実感する。

だから俺は毎日毎日屋上に足を踏みいれる。



綾が好きだなー。・・・・



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