ここにいれば?
お願いだから、俺のこと見てくれよ・・・・


そんな感じで話をしていたら、いつの間にかあたりは暗くなっていた。

「じゃッそろそろ帰るね。バイバイ悠樹」

「おう」

本当はもっと話していたい。

でも俺は綾を引き止めることはしなかった。

意気地なしだなー俺。

綾は一度も振り向くことはなく、屋上を去っていった。



「俺も帰るか。・・・」

そういって俺は家に帰った。


家についても、飯食ってても、考えるのは全部綾のこと。



綾・・・少しは俺のこと、気にしてくれよ。・・・


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