Honey★Prince
「じゃぁ、日曜日、午後1時、駅前集合であります!」
蜂矢先輩はピシッと敬礼をした。
「は~い」
あたしもダルそうに敬礼をした。
「よしよし♪」
先輩はあたしの頭を撫でてきた。
「ちょ、なにするんですか///」
ドキドキする。
先輩の手が頭に触れただけでドキドキする。
やばっ……。
顔赤いかも………///
あたしは顔を見られないために俯いた。
「あれれぇ~?華ちゃん、どうしたの~?」
先輩はあたしの顔を覗いてきた。
ち、近っ///
「な……んでも…ありません……。」
「あ~?華ちゃん照れてるんだぁ。かわいぃ♪」
「て、照れてませんッ!!///」
「もしかして、俺のこと好きになったぁ?ww」
先輩は冗談っぽく言った。
なりましたよ…。
先輩が好きです……。
なんて、言えるわけもなく。
「な……な…ってません」
「ひどぉ~い;」
先輩は泣くふりをした。
「で、でわ、あたしは教室に戻りますね。」
噛みすぎだろあたし……。
「うん……。バイバイ」
先輩は手を振りながら言った。