Honey★Prince
「遊園地に……ついたぞ―――!!」
「わー、よかったですね。」
あたしはそっけなく言った。
テンション高すぎやろこの人ッ!!
「遊園地と言えばまず最初にすることは………」
「?」
―――……
―――――……
「なぜに?」
「ん?」
「なんで遊園地に来て始めにすることがソフトクリーム食べることなんですか!?」
あたしと先輩の手にはソフトクリームがあった。
あたしはいちご味。
先輩はチョコ味。
「ん~?……おいしいッ!遊園地で食べるソフトクリームはまた違うねぇ。」
「いや、答えになってませんけど……ι」
「あはっ、華ちゃん口についてるよ?」
「ふぇ?」
「ここ~」
そう言って、先輩はあたしの口についたソフトクリームを手でとった。
そして、自分の口へと運んだ。
「あ~♪いちご味もおいしいねぇ♪」
ちょ///
せ、先輩!?
「あれぇ~?華ちゃん顔赤いよぉ?」
「あ、熱いだけです!!ほら、夏だから!!」
「華ちゃん………今、冬真っ最中だよ……。」
「そうでしたっけ?」
テンパり過ぎだよぉあたし。