Honey★Prince
「今度だけじゃありませんよ?……これから先、何十回も何百回もずぅっとありますよ!!」
え?
それって……?
「あたしも……蜂矢先輩のこと………す…き……だからっ!!」
「う……そ……」
「うう、うそじゃありませんッ!!」
華ちゃんは顔をさらに真っ赤にして、必死そうに言った。
「う…そ?まぢで……!?俺、夢でもみてるんかも……。華ちゃんが?俺を?……んなわけないよなァ?」
「先輩ッ!!」
華ちゃんが俺の手を握った。
「嘘でも、夢でもありません。あたしは、蜂矢先輩が……好きです。ホントに……」
ちょ、ヤバいよ俺!!
今なら、観覧車から落ちてもいいかも!!……いや、うそだけど!!
今、人生の中で最高潮ではないか!!?