Honey★Prince




あたしはテンション高く教室をでた。



ふっ。ちょろいもんだぜww



あたしは保健室へと足を進めた。





コンコン――…




「失礼しまーす」




シーン……



保健の先生はどうやら留守みたい。




ベッドのカーテンはしまっていた。




あたしはカーテンを覗いた。




「先輩寝てる……ι」




2つあるベッドのひとつを蜂矢先輩が占領していた。




すやすやと居心地よく先輩は眠っていた。




寝顔がむかつくぐらい可愛い……。





あたしももうひとつのベッドに寝転んだ。




あたし、先輩を好きになって本当によかった。先輩はとてもいい人だし、名前の通りに春みたいにぽかぽか暖かい人だ。




「…春…人………。」



あたしは思わず先輩の名前を口に出してしまった。言ったあと少し恥ずかしくなった。




ありがと、先輩。










いつの間にか、あたしも眠ってしまった。




夢を見た。



とても悲しい夢を――…。
















< 127 / 249 >

この作品をシェア

pagetop