Honey★Prince
ち、違うよ華ちゃん~;
「華ちゃん、そうじゃないでしょ?」
俺は華ちゃんのベッドに移動して華ちゃんの上に覆い被さった。
そして、華ちゃんに顔を近づけた。
華ちゃんは困って目を泳がしている。
「ん?言ってみ?」
俺、S化してる!!
「……る…と」
華ちゃんが小さい声で言った。
「聞こえないよ?」
華ちゃんは俺を見つめてきた。
ちょ、そんな目で見られると俺がそらしたくなるんだけど……ι
我慢できねぇ……。
「はるッ……ん…ふ……」
俺の名を呼びかけた時、俺は我慢できなくって華ちゃんに唇を重ねた。
「…んっ………」
「聞こえない。」
今までのキスより激しくした。
華ちゃんは、苦しくなったのか俺の胸を叩いた。
「ちょ、はち……」
『蜂矢』と言いかけた華ちゃんの唇の前に俺は人差し指を当てた。
「はち?……じゃないでしょ?」
「春人……」
「なぁに?華ちゃんッ♪」
ふっ、ついに華ちゃんが俺の名を―――ッ!!
「ずるいよ。は、春人は……あたしだけに呼ばせて。べっ別に、呼ばれたい訳じゃないけどッ!!」
いつもツンツンしている華ちゃんが今日はデレてきている。
これこそがツンデレッ!