Honey★Prince
「ばれてたみたいだね…ι」
華ちゃんが布団から出てきて言った。
「あははーι」
「あたし、教室戻るね」
華ちゃんは髪を少し整えてベッドから降りた。
「え~、もっと一緒にいようよぉ」
俺は上目遣いで華ちゃんに甘えた。
くらえっ!俺の母性本能をくすぐる攻撃!!
「あたし、いい子だからちゃんと授業にでるの」
ありゃりゃ、効かなかったか……。
「うわぁー…、華ちゃんいつからそんな子になっちゃったのー?」
前はサボりまくってた癖にぃ。
「はいはい。じゃあね」
そう言って華ちゃんは保健室を出ていってしまった。
「………。」
ひとり取り残された俺……。
さぁ、もう一眠りするかぁ!!