Honey★Prince
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「はぁ?あの浪川祥に告られたぁ!?」
「シーッ!麻耶っ声でかいって!!」
あたしは慌てて麻耶の口を手で覆った。
あたしと麻耶は今、放課後によく行くマッ●にいる。
「で、ちゃんと断ったんでしょうね?」
「う………!そ、それがぁ……」
「まままっ、まさか、オーケーを?」
麻耶はとても恐ろしい顔をした。ちょ、麻耶さーん。勘違いしないでくださーい。
「違うよ。断るタイミングを失っただけ」
あたしがそう言うと麻耶はホッと胸を撫で下ろした。
「そっか、よかった。よかった。……でも、早めに言った方がいいよ?後でややこしくなっちゃうから」
「う、うん。そうだね……ι」
あたしはストローに口をつけながら言った。
少し浪川くんがかわいそうだけど、あたしには春人がいるし仕方ないよね。
「それに、浪川くんは華に彼氏がいるの知ってるんでしょ?」
「うん。知ってた。」