Honey★Prince
「はっなちゃーん♪」
「げっ……、蜂矢先輩……。」
売店で蜂矢先輩に会った。
「また、ケーキ食べ放題行こうね♪」
「絶対行きません。」
あたしは即答した。
あのあと、あたしは気持ち悪くて吐いたんだから。
なのに、先輩は、あたしの倍近く食べたってのに全然平気だった。つか、逆に元気になった。
超人や……ιこのお方は………。
「なになに、春人。この子が春人の彼女??」
あたしと先輩が話していたら、先輩の後ろから男の人が言ってきた。
先輩の友達かな?
じゃあ、この人もアホだな……。
類は友を呼ぶ。って言うしww
「違います!!」
あたしは強く否定した。
「えぇ~、ひどいなぁ。華ちゃん。そんな否定しなくても」
「なんだ、違うのか。俺、中山 和哉[ナカヤマ カズヤ]よろしく~」
「はぁ。高宮です……。」
アホっぽいけど、意外としっかりしてそうな人だ。
「ちょっ、和哉っ!気軽に華ちゃんと話すなぁ~」
「いーじゃん、別に。」
「華ぁ、教室戻ろ~」
麻耶があたしを呼んだ。
「あっ、うん。
じゃあ、先輩、バイバイ!」
そう言って、あたしはその場を去ろうとした。