Honey★Prince



ドサッ



あたしは、あまりの足首の痛さでその場に倒れ込んでしまった。



「………っ」



あたしは足首を押さえた。



……痛い。



「華ちゃんっ!!」

「華っ!!」



先輩と麻耶が叫んだ。


「華ちゃん!!大丈夫!?」



「華………もしかして、さっきの………」


麻耶はあたしの足首を見た。



「……やっぱり」



あたしの足首は真っ赤に腫れていた。



「さっきのって?」



先輩が麻耶に聞いた。


「華、さっき階段で押されて落ちたんです……。」



「え……、押されたって……」



「華、歩ける?」



麻耶があたしに聞いた瞬間―――………



フワッ



あたしは先輩にお姫様抱っこをされた。



「ちょっ、先輩!!降ろして!恥ずかしいっ///」



「いいから!保健室行くぞっ!!」




先輩は、少し怒りぎみで言って、ダッシュで保健室へと向かった。



……いつもの先輩みたいじゃないから、ちょっとびっくりした………。




< 18 / 249 >

この作品をシェア

pagetop