Honey★Prince
ドサッ
あたしは、あまりの足首の痛さでその場に倒れ込んでしまった。
「………っ」
あたしは足首を押さえた。
……痛い。
「華ちゃんっ!!」
「華っ!!」
先輩と麻耶が叫んだ。
「華ちゃん!!大丈夫!?」
「華………もしかして、さっきの………」
麻耶はあたしの足首を見た。
「……やっぱり」
あたしの足首は真っ赤に腫れていた。
「さっきのって?」
先輩が麻耶に聞いた。
「華、さっき階段で押されて落ちたんです……。」
「え……、押されたって……」
「華、歩ける?」
麻耶があたしに聞いた瞬間―――………
フワッ
あたしは先輩にお姫様抱っこをされた。
「ちょっ、先輩!!降ろして!恥ずかしいっ///」
「いいから!保健室行くぞっ!!」
先輩は、少し怒りぎみで言って、ダッシュで保健室へと向かった。
……いつもの先輩みたいじゃないから、ちょっとびっくりした………。