Honey★Prince
「高宮…華…さん……ね。」
「?」
あたしの名前を呼ぶ時、ちょっと冷たい顔をしたような……。
「蜂矢くん。私、この学校に来たばかりで……何もわからないし、頼れるのは蜂矢くんしかいないの……」
明日香さんは瞳を潤ませながら春人をみつめて言った。
「案内してくれるかしら?」
明日香さんは首を少しクネッと傾けて言った。
あ゛、なんかこの人の性格が見えてきたような……。裏がありそうだなぁ。女のカンってやつ?
「はぃ……。別にいいですよ。」
なぬぅっっ!春人さん!そこで引き受けちゃいますかっ!?