Honey★Prince
―――………
―――――………
ベシッ
「いたっ」
「何ボーッとしてんだ、春人。」
和哉が俺の頭を叩いて言った。
「かっ……和哉くんっ……;」
「うわっ、なんだコイツι」
「和哉くん……。僕、ふられちゃったよぉ。グスン。」
「ふられたって、高宮華ちゃんに?」
俺は首を縦にふった。
「ありゃま――……ι」
「「春ちゃん、元気だしてー」」
俺のファンたちが言った。
「まぁ、あんな告り方じゃねぇ……」
ファンクラブ会員No.1(リーダー)が言った。
「ん?春人、どんな告白したんだ??」
「……えーとですねι…………」
俺は和哉に出来事を説明した。
「…………というわけですよ……。」
「……馬鹿か?お前は。」
グサッ
「そんな告り方があるかっ!」
グサッ
「そりゃ、ふられるわ」
グサッ
「最低だな。」
グサッ
グサッ
ついに、とどめを刺された。
『最低』華ちゃんに言われたことを思い出した。