Honey★Prince
「…せっ……先輩、あのっ」
「んー?」
「あたし、別に…先輩のこと………き、嫌いじゃありませんから!!」
蜂矢先輩は、固まってしまった。
「あたし、人を好きになるのが怖いんです……。」
あたしは緊張しながら言った。
「だ、だから………その……あたしのこと諦めないでください。付き合うとかは、答えはだせませんが。いつか、誰かを好きになれるかもしれませんから…………」
あたし、何言ってんだろ。
超自分勝手だ……。
「うん………。俺、諦めないよ!!そんで、華ちゃんに好きになってもらう!」
先輩…………。
「ありがと、先輩。」
「ん~。華ちゃん、かわいっっっ♪」
そう言って、先輩はあたしに抱きついてきた。
「うわっ!嫌いです!!」
「えっ!ひどいっ;」