Honey★Prince
華ちゃんは泣き叫んだ。
「蜂矢先輩にあたしの何がわかるんですか!?親が家にいないせいで、なんでも一人でやってきた。これから先も一人で生きていくの!だから…もぉ、あたしに構わないで!!誰もあたしの中に入らないで!!」
俺は華ちゃんを抱き締めた。
「い…や……。先輩…離して………」
「やだ。華ちゃん、ホントは寂しいんだよね?俺には本当の事を言っていいよ……。」
華ちゃんは俺の胸の中で頷いた。
「ずっと、ずっと……寂しかった。」
「ん」
「一人が怖かった……。」
「大丈夫……。俺がずっと華ちゃんの傍にいるよ」
「ありがと………先輩。」