Honey★Prince
しばらくして、華ちゃんは泣き止んだ。
「せ、先輩……なんか、ごめんなさい。」
「ううん。華ちゃんが本当のこと言ってくれて俺、嬉しかったよ♪」
俺は華ちゃんの頭をなでた。
「先輩。」
「ん?」
「お詫びに、文化祭一緒に回ってあげます。」
え?
うえぇ!?
めっちゃ、嬉しいんですけど!!
「まぢですかっ!?ついに、華ちゃんも俺に惚れたかぁ♪」
「違いますっ!!……き、嫌いです!!先輩に友達がいないと思ったからです!」
ありゃりゃ~;
つか、さりげなく酷いこと言ったよね……ι
「じゃぁね。文化祭の日、楽しみにしてるね」
そう言って、俺は教室を出た。