Honey★Prince
「…たしが―――……った?」
華ちゃんが小さくボソッといった。
「あたしがいつ、蜂矢先輩のこと嫌っていった!?」
びっくりした、華ちゃんが大声で怒ったもんだから………。
……でも、それ以上に嬉しかった、華ちゃんが俺を嫌がってないってことがわかって……嬉しい。
「でも、付き合ってるわけじゃないんだろ?」
男が聞いた……その時、
「………いいから、失せろってんだよ!!この糞野郎!!二度とあたしに近づくなっ!!」
華ちゃんが男のネクタイを引っ張りながら言った。
…………わぁー。
華ちゃんの意外な一面を見てしまった。
キャラ変わってんじゃんか……。
でも、そんなとこも好きだよ。ww
「こんなの高宮華じゃなーい!!」
そう叫びながら男は走り去ってしまった。
「は、華ちゃん??」
俺はおそるおそる声をかけた。
「なんですか?」
「いや……いつもの華ちゃんじゃなかったから、少しびっくりした……。」
「嫌いになりました?」
「なるわけないじゃん」
どんな華ちゃんも俺はずっと好きだよ。