Honey★Prince
「―…春人…」
?
蜂矢先輩が他校の茶髪で髪を軽く巻いた、大人の雰囲気を出しているの女子に話しかけられていた。
うーん………ι
なんか、行きづらいなぁ。
あたしは、しばらく待つことにした。
「春人、元気だった?」
女子が言った。『春人』って呼んでる……、蜂矢先輩の知り合いかなぁ。
「玲菜[レイナ]………」
チクン――……
先輩がその人の名前を呼んだだけで、胸が痛くなった。
なにこれ――……?
「春人、私ね。春人と別れてからも、色んな人と付き合ったけど、春人以上に想える人がいなかったの……。」
どうやら、玲菜と言う人は蜂矢先輩の元カノみたい……。
キュッとあたしは胸を押さえた。
「春人、あたしとまた、やり直さない?」
なんだか、ムカムカする……。
「玲菜……、俺は………」
スコーン――……
「いだっ;」
あたしは、いちごみるくを先輩に思いっきり投げてしまった……ι
「は、華ちゃん??」
先輩は、驚いていた。
だが、あたしはそれ以上にテンパってしまった。
「えぇ、あ、せっ、先輩のヘタレ―――!!」
そう言って、あたしは先輩から逃げてしまった。
な、なにやってんだ、あたしッ―――!