Honey★Prince
「はぁ、はぁ、つ、疲れた………。」
あたしは、走るのを止めて、一人で廊下を歩いた。
なにさっきの、あたしが妬いてるみたいじゃん。
蜂矢先輩怒ったかなぁ?
いちごみるくの角が頭に当たっちゃったもんね。
でも、先輩があたしに好きとか言っといて、元カノらしき人と………
「あ゛―――!もぉっ!!」
よし、とにかく謝りに行こう!!
あたしは、さっきの場所に戻ろうとした。
「あっ、華!もうそろそろうちらの出番だよ!!」
後ろから、麻耶が言ってきた。その隣には中野くんがいた。
「えっ?あれ、もうそんな時間??」
「華、忘れてたでしょ?」
バレたか……ι
「まぁ、早く着替えて」
「はーい」
あたしは、魔法使いの服に着替えた。
やだなぁ。魔法使いとか……ι