Honey★Prince
「えーと、……麻耶と…」
あたしは、麻耶に助けを求めた。
「あっ!華~あたし急用できちゃったぁ。バイバイ!!」
そう言って麻耶は去ってしまった……。
麻耶め……。
「華ちゃん?一緒に帰れない??」
先輩はうるうるした瞳で聞いてきた。
うっ……。反則だよ。
先輩!反則です!その瞳はっ!!
レッドカードッ!!
……でも。
「むむむ、無理で「よし!では、帰ろう!!」
はいぃ??
人の話を最後まで聞けぇぇえぇ!!
先輩は、あたしの手を引っ張って歩き始めてしまった。