Honey★Prince
「で……、ホントはどう想ってるの?蜂矢春人のこと」
麻耶が真剣な顔で言った。
「……どう想ってるのかな?あたし『好き』とか……よく…わかんない。でも、蜂矢先輩のことを考えると心臓がドキドキするの……。」
先輩に会うだけで、心臓がドキドキ騒音をたてる。
先輩のちょっとした仕草で、胸がキュンってなる。
先輩の笑顔が頭から離れない。
「華……それが、好きってことだよ。」
麻耶は微笑みながら言った。
あたし…先輩のこと好き……?
「あたしもね、悠真のこと考えるとドキドキするよ?眠れない夜もあるんだから……」
「麻耶……、あたしどうすればいいのかなぁ」
「相手は華のこと好きなのわかってるんだからさ、告っちゃえッ!!」
「うぇぇ、無理!無理です!」
だって、あたし素直じゃないし……ι
いつも、先輩の告白流してるし……ι
『好き』って言われてても、不安なんだよ。