Honey★Prince



―――……
―――――………



「は、蜂矢先輩ッ!!」



「あっ、華ちゃ~ん♪」



あたしは、廊下で先輩を呼び止めた。



ななな、なんて言おう…ι



「えぇ~っと、文化祭の時は劇をめちゃくちゃにしてすみませんでしたー。」



あたしの仕業じゃないけどね。



「あ、うん。平気だよ。前にも言ったけど。」



そうだっけ?



「あと、いちごみるくを投げつけてすみませんでした。」



「うん。それも聞いたよ。」



「えぇ~っと、あとぉ。」



しまった!

ネタがつきた!



そろそろ、遊園地のことでも言った方がいいのかな……



「あの……ッ!先輩、今度……」



い、言えないよぉ;


どうしよ……。



「あ、そうだ、華ちゃん。」



えっ?


ちょ、あたし勇気を出して言おうとしたんですけど……。


















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