ガジュマルの木の下で
門から入って行くと

そこには大きな木があり、花も咲いて、
(この地域らしいな)
と考えていた

居間に案内され
座って旦那さんと話していると、可愛らしい女の子がやってきた。
いかにもお風呂上がりです
と言わんばかりに
頭にタオルをまいた女の子
すると旦那さんは
「あ、こいつが嫁さん。喜志ちゃん」

きし と呼ばれた女の子は
祥子の方を向き
お茶のグラスを両手で持ちながら笑った。


「いらっしゃい」

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