ダメ王子×わがまま姫
「じゃ、午後の部も頑張ってね♪」


夏帆が制服に着替えて言った。


「行こう♪夏帆ちん。」


「うん!」


相変わらずラブラブね。


うらやましいがってる私がいるけど…。


しかし…なんで午後の部のメイドが私だけで執事が神楽だけなの?


かな〜り気まずいよ。





まぁ…美優もいるし忙しくてそんなの気にしなくなるだろう。



そんなこと考えている私は甘かった。





『な、なんで誰も来ないの?』



教室はガラガラ。



私は美優にキレぎみに聞いた。


美優にキレても意味ないのはわかってるんだけど……。



気まずすぎる!!



「午後からはライブがあったり体育館で演劇があったりするからみんなそっちに行っちゃうんだ。」



なるほど…。






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