ダメ王子×わがまま姫
「凌さんなんて?」


神楽が私の顔を除いた。



『私…パリに帰らなきゃ。』


「は?!」


もちろん神楽もびっくり。



『私の誕生パーティーに出席しなきゃいけないのよ。』



「ならいいんじゃね?」



適当なこと言わないでよ。



『私…日本に帰れないかも。』



「俺も行けるんだろ?なら大丈夫。俺は美琴から離れないから。」


心強いような……。


なんか不安なような……。







次の日ちゃっかりと招待状が届いていた。


神楽用と……夏帆と和樹くんのも?!


「俺が頼んだの。」


神楽が自分の招待状を開けながら言った。


そうなんだ。





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