ダメ王子×わがまま姫
「こらぁ!!美琴〜!!」



教室のドアが勢いよく開いて包帯男が叫んだ。



『誰?』




「朝お前にバズーカ発射された神楽 皆斗だよ!」



包帯を解いて言った。



ちっ。


まだ生きてたのか。



『あんたが悪いのよ!』



「お前が俺のことじ〜っと見てたからキスするムードにしたんだろ?!」


『はぁ?!意味わかんない。』



「美琴が誘ってきたんだ!!」


『名前で呼ばないで!』


「美琴美琴美琴美琴!!!」




『あんたねぇっ!!…はっ!』



私はクラスのみんなの存在を無視していた…。



案の定みんなはあんぐり。



「あんたたちキスしたの?」


夏帆がボソッと呟いた。



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