ダメ王子×わがまま姫
『はぁ〜…。』


見た瞬間にため息が出た。


こんな子がパパの承諾もらえるわけがない。



「何そのため息〜。俺けっこうモテるんだよ?」


こういうナルシストってのが嫌い!!


聞いててうざいよ…。



『さようなら。』



「無視かいっ!!」



なんかやけにテンションが高い所がムカつく。


私は鞄を持って教室を出ようとした。


「待てよ!」


いきなり手を掴まれた。



『!!』


男に慣れていない私は凄くびっくりした。



「ご…ごめん。」



いや…こっちがごめん。



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