ダメ王子×わがまま姫
『お待たせいたしましたご主人様♪』



それぞれ飲み物を置いてお辞儀をした。



「ねぇ記念に写メ撮ってくれねぇ?」


ケータイを構えている…。


断れないよね。


『もちろんです。』


清々しく笑ったけど…。


私の知らない人が私の写メを持ってるって気持ち悪いでしょ?!



絶対に顔引きつってる。


「学級委員!!見てください!!」



ドアから勢いよく入ってきたのは…


女の子の山とその先頭に立つ瀬本くん。



「でかした瀬本くん!!」


学級委員は上機嫌。





しかし…瀬本くんがこんなに連れて来たせいで私達6人のロケーションはぐちゃぐちゃに。


何がなんだかわからなくなるほど忙しい。



得意気に笑っている瀬本くん…


余計なことしやがって!怒




< 99 / 223 >

この作品をシェア

pagetop