REGRET ―忘れられない人―



・・・・・・花帆。




何百回も心の中でアイツの名を呼んだ。




好きだった。




きっと・・・・・・

アイツが俺の初恋の相手。




ただ、あの頃はそれに気付けなかった。


まだガキだったから。




女なんていっぱいいると思ったし

好きな女もすぐにできると思った。





だから、追わなかった。




走り去る花帆の背中をただただ見つめていただけ。





< 9 / 133 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop