レンアイ方法
「佐藤はビールでいいか?」

「はい。」

あたしの席の隣に高谷課長は座っていた。


直がすぐにビールを持ってきてくれた。

「この間はすまなかった。いきなり怒ったりして」

「課長いいですよ。」




顔を上げて課長はビールを飲んだ。あたしも釣られて飲んだ。

「あのな…」

課長は少し切なそうな顔をした。

「お前が男と話している所見かけたんだ。」

男って秋人の事か…話している所見られてたんだ。

「あまり、いい気持ちはしなかった…俺、怒鳴ってしまったあと良く考えたんだ。」

何を考えたんだろう…









「……佐藤のことが好きだ…」












.
< 53 / 64 >

この作品をシェア

pagetop