レンアイ方法
高谷課長と飲んでいて、ふと思い出した。

まだ、秋人のこと終わっていない…

「課長…」

「何?」

頬を少し赤く染めてこちらを向いた。



「あたし…




まだ、高谷課長と付き合えません!!」

「なんで?」

鋭い目で睨みつけられた。

「けじめをつけたいの!!」

「何の?」

声が低くなった。

「まだ、元彼のこと終わっていなくて…」

「はぁ!?」

「実は…」

家のこと、元彼のこと、それからついこないだ『空港で待ってる』と言われたことを話した。



「行かなくていいじゃん!!」

「あたし、彼との事をきちんと決着つけたい!!」

課長は顔を顰めた。

「俺も付いて行く。」

「えっ!?」

「その男に誤解を与えたらいけないから…」




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