願わくば-‥<短編>



君の

幸せが


俺の幸せだ


なんて





綺麗な

言葉は


言えない

けど








君の

笑顔が



俺の幸せ






それは



本当なんだ。











なぁ




だから




君の両手に


すっぽりと収まる

ような



温度もない

灰になってしまった





俺なんかじゃ

なくて










強がりな

俺の恋人を







大きな腕で



温かい腕で





誰か

抱き締めてやって

くれないか。








最初で


最後で


最愛の






俺の恋人を。


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