願わくば-‥<短編>



今日の君は


あの日から

初めて


笑ったね。







俺が大好きな

その嘘のない

笑顔を



俺じゃない


他の誰かに


向けてたね。










どうか


どうか




君のその


小さな

小さな

冷たい

手を


握ってくれた



その人の手が




温かく

優しい手で





ありますように。










なぁ




このまま



ずっと







君を

見守って




いたいよ。











俺の


たった一人の







宝物。

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