素直になれない!!

「じゃ、じゃあ速く行こうよ。みんな待ってるよ」



「行くって。俺、部室寄ってくから」



「じゃ、あたし帰るね!!」



もう、学校にいる意味もないし



幸も そろそろ委員会が終わる頃だろう






あたしは、音楽室から出ようと ドアに手をかけた






そのとき…










「また会おうぜ。────────────────────── 美波 」









(……………)



そう言って、アイツは笑った

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