プライド~3姉妹の恋~
「誠斗くんの事好きって言うなら私諦めても良いです。
だけど違うなら諦めません。」


石田は急に恐れを無くし堂々とした顔をした。

何この子…。


「どうなんですか?」

「……」


私は…


「答えられないんですか?」

「好ッきだっつの!!
好きじゃねぇ奴傍にずっと置いてやる程心広くねぇよ!!」


っ…恥ず…。


「…そうですか。
なら諦めます。さようなら」


石田は,一礼をして走り去って行った。


周りでは「喧嘩女王告白した!」「凄~い」「良かったね佐川くん!」とか
色んな声が飛び交っていた。


恥ずかしすぎて死にてぇよ!
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