Jewel Love〜気まぐれで美しい恋〜
「な、何で……?」

「俺の気まぐれだ」

「はあ!?」

な〜に〜っ!?

気まぐれか〜い!?

「な、何でよ!?」

「おっと、こう言う場合は敬語じゃないとなあ」

………皆さん、この人を殴ってもいいですか?

「と言うか、バイト!」

「ああ、やめさせた」

「はあ!?」

な〜に〜っ!?

やっちまったな!

って、やめさせたですって!?

「じゃあ…私の生活は!?」

「どっちみちお前は俺の秘書だろ。

秘書にバイトさせるつもりはない」

ガボーン……。

誰かこの人を抹殺してください。

「んじゃ、そう言うことだ」

なれなれしく、肩に五十嵐の手が回る。

振り払おうとしたが、五十嵐の吐息が耳に触れた。
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