NICO
小雨はじっと俺を見ていたが、何の反応も示さない。

そして大仰にため息をつくと、その場を後にしようとする。

「おい、沢島!」

「…何か。」

「NICOで何か連想しないか?」

小雨は少し考え込み、めんどくさそうに答えた。

「…にこにこスマイル?」

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