先生のメイドさま

 「茅智?…目ぇ覚めたか?」

気づけば寝室のベッドの上にいた

 「あれ…あたし…」

起き上がろうとするあたしの肩を掴んでベッドに押し戻す彼

 「ばか、熱あんだ、寝てろ」
 「でも…ここは…」
 「いいって…病人が気ぃ遣うなよ」

額には冷たいタオル



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