先生のメイドさま
17.ketchup

 「じゃぁ、そろそろ帰ろうか?郁くん」
 「あぁ…」

と二人を玄関で見送って

 「…なんかいいですね、二人の関係」
 「あん?」
 「お互いに信頼しきってる感じが」

あたしが玄関のドアを閉めて彼に振り向くと

 「んん…」

抱きしめられた

 「ななんですか?」

彼は黙ってあたしを抱きしめる



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