先生のメイドさま

冷たいキス

 「やっ…」

あたしは思わず顔を離す

 「こっち向け」

その言葉があたしの体を硬直させる

ただ

ただ

彼の言葉に従うしかなくて、彼に顔を向けると

 (怖い……)

あたしを見る彼が怖くて

もうソファーに倒れている身体は彼の腿に挟まれていて動けない



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