先生のメイドさま

和はあたしの耳のそばに来て

 「仁センセと付き合ってるの?」

その声はあたしにしか聞こえない

 「え…なんで?」
 「なんとなく?ねぇ?私にはホントのこと言ってよ?」

和がズイッと顔を近づけてくる

 ―次は女子100Mです…選手は…

アナウンスが流れると和は

 「あっ私出番か…」
 「あっうん、頑張って!」
 「うん」



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