先生のメイドさま

校舎を出て河川敷に戻ると和はあたし達を見てにやにやしている

彼は先生方が集まる場所に戻っていった

 「大丈夫?」

あたしの顔を覗きこんで和は言った

 「う、うん。ごめん」
 「ううん、具合が良くなればいいよ?」

とにっこり笑って言った後、耳元で

 「二人でなにしたの?」

と小声で言ってきた



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