先生のメイドさま

少しホッとしながら取り敢えず服をカゴに詰め込んで洗濯機の前に運ぶ

その距離が長いから運ぶだけでも運動になる

 「ふへぇ~」
 「だらしない声は出さない」

後ろから厳しい声

執事さんの高山さんだ(54歳)

 「高梨家のメイドが出す声ではありませんね」
 「すいません…」
 「だから若い人は…」

とブツブツ言いながら洗濯場を離れた高山さん



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