先生のメイドさま

 「じゃぁ…俺は大学が…」

と握手をすませてその場を逃げようとする俺の袖をつかんで

 「仁、お母さんはこれから出掛けますから茅智をよろしくね?」
 「ちょ…そんなの他のメイドに任せれ、ば…」

母さんはグイッと袖を引き寄せて

 「あらあら、お母さんの言ったことわからないの?それに今は皆休ませてますし、お父さんも出張でいないですから…ね?」




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