愛のかたまり





「ん…」




起きたのは午後8時





「コンビニ行こ」





家から5分程歩いたらコンビニがある。



「いらっしゃいませー」


けだるそうな店員の声




雑誌とおにぎり1つと水を買ってレジに行く



「730円になりまーす」


お金を出そうとすると

「そんなんで足りんの?」


頭上からけだるそうな店員の声。



「は?」


「こんなんしか食わねえから細っこいんじゃね?」

そう言って手首を捕まれた。



「っうるさい!」


バシッ



手を振り払い千円札を置きレジ袋を持って出入口へ向かう


「釣り」


「いらないわ」


「…」







帰り道、頭にあの店員ばかり浮かぶ。



背は180cm程度

髪はサラサラで私と同じ栗色

顔はムカツクけどかなりカッコイイ

性格は…―最悪



「馴れ馴れしい奴…マジでムカツク」








家に帰ってご飯を食べてお風呂に入る



テレビからはつまらないお笑い番組。


「くだらない」





テレビはつけっぱなしでそのまま朝を待つ


ようやく眠りについたのは朝の3時
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