大人げない大人
時計の針が五分二十五秒後を指そうとすると同時に、
「おめでとうございます。かわいい女の子ですよ!」
と子供が産まれていた。
「わぁ~ありがとうございます、先生。」
美保は素直に喜んでいた。正は苦笑いしつつも、初の我が子が無事に産まれて胸をなでおろした。
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