旦那様は俺様でいぢわる
逃げます!二人で!?
* * *
「へー、大変だな」
「‥‥軽々しく言うな」
わたし達は奴ら(黒づくめ)から逃げ、建物の裏に隠れていた。
半ば無理矢理に(?)言わされたわたしの‥事情‥
で、聞いた感想がそれかよっ…!
わたしはムッっと口を紡いだ。
そんなとき‥‥
「てか、結婚しちまえばいいじゃん」
「‥‥はぁっ!!??
んん―――――――っ!!」
「声デケーって――!」
奴の発言に驚き声を上げた瞬間、
急に口をふさがれた。
「んん――――っ!!」
はーなーせ――!!
わたしは奴の腕の中で暴れた。
「だまれ」